トレチノイン治療と副作用
トレチノインはビタミンAの誘導体で皮膚のメラニン色素に働きかけ、しみやそばかすを除去する治療に使われています。場合によってはハイドロキノンと併用することもあります。使用量を守ればほぼ副作用はないと言われています。
トレチノインでの治療
皮膚のターンオーバーは平均で約1ヶ月かかると言われています。たとえば軽いやけどをしてしまった場合にも、特に治療を行わなくても自然と1ヶ月ほど経てば新しい皮膚に生まれ変わります。トレチノインを使った治療の原理はこのサイクルを早める働きがあると言います。塗布すると皮膚細胞を活発にしてメラニン色素をどんどん追い出してくれるのです。この治療は最初の1週間から2週間が修羅場といいます。ヒリヒリと感じてかゆみが生じたり、つっぱた感じになり痛むこともあります。しかしその後は次第に治まり、しみやそばかすなどは消えていきます。たくさんの量を使えば症状が早く治るということではありません。必ず適量を処方してもらうことが大事です。
トレチノインとハイドロキノンの併用について
トレチノインは治療効果を上げるにはハイドロキノンと併用することが望ましいとされています。特にハイドロキノンは皮膚のメラニン色素を作る細胞を減らすため、しみやそばかすになりにくい肌を作ってくれます。その上で美白、美肌効果をももたらします。ハイドロキノンの単独の作用には、毛穴の開きを抑える、肌のターンオーバーを促進する、やけどの痕などを目立たなくする、美白、しみやしわを予防するなどがあります。ただ黒いほくろやあざなどには効果がないと言われています。そして使用する上で充分に注意が必要な点は、紫外線を極力浴びないようにすること、紫外線対策をきちんと行うことです。これを守らないと腫れたり、痒くなったりといった症状が出ることもあります。また皮膚がんの原因にもなりかねませんので特に気をつけましょう。
トレチノインの副作用
トレチノインは他の薬と同様、使用量を守らないと副作用を起こしてしまいます。とても強い薬剤であるため、医師の診断を受けてから使用するようにしましょう。また冷蔵庫で保存するようにすること、全体的に塗布するのではなく、症状のある箇所に薄くのばして塗るようにしましょう。この薬は皮が剥けて新しい皮膚を生成する作用があるため、多少の痛みやかゆみは我慢しなくてはなりません。しかし痛くて仕方がない、腫れがひどい、出血したなどの副作用を起こした場合には、ただちに治療機関で診察を受けるようにしましょう。副作用を起こさないためにはしっかりと使用量を守ること、紫外線対策を行うこと、保湿機能を高めてあげることが大事です。
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